白猫テニス勝率レポート分析

概要

白猫テニスでは月に一度ほどゲーム環境を数値化したレポートを公開し、キャラクターの下方修正、上方修正の実施有無とその根拠をプレイヤーに説明している。

しかし現在のレポートではミラーマッチによる勝率の変動について(おそらく)考慮されておらず使用率の高いキャラクターの勝率が体感と異なることが非常に多い。

また、勝率、使用率と指標が二つ存在するため一見しただけではどのキャラが環境最上位なのかが判別しづらい。

そのため本ページではミラーマッチ排除時の勝率予測指標と勝率と使用率を合わせた指標を記載する。

 

 

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目的

勝率、使用率から脅威度の査定

ミラーマッチ考慮時の勝率考察

 

 

注意

終始言葉と数字で説明を行う。筆者のスキル不足で画像などを用いた分かりやすい内容にはなっていないため白猫テニスをガッツリ遊んでいてなおかつ勝率使用率レポートを眺めるのが好きな人向け

見るのはあくまで勝率と利用率のため数字遊びにすぎずキャラの特性が持つ有利不利などについてはここでは考えない。

また、本ページで記載した例で使用しているデータは記載があるものを除き2021年2月17日公開の勝率使用率レポートのものである。

公式が開示しているデータを基にしているため雪コートについては触れない(触れられない)

ダブルスについては筆者があまり遊ばないのでここでは触れない(触れられない)

 

 

 

各指標紹介

ミラーマッチ排除時予測勝率

 公式:ミラーマッチ排除時予測勝率=勝ち試合数-(使用試合数/2)/(全試合数-使用試合数)

脅威度

 公式:脅威度=負け試合数ー勝ち試合数

    負け試合数=遭遇数*勝率

 

 

各指標詳細

ミラーマッチ排除時予測勝率

 名前の通りミラーマッチを排除してレポート集計した場合の勝率予測

(過去に某掲示板に記載したものと同じ内容となる)

例)
対象キャラ:温泉フラン
公式データ 使用率:45.4% 勝率:54.4%
ミラーマッチ排除時予測勝率:58.0%
公式:ミラーマッチ排除時予測勝率=勝ち試合数-(使用試合数/2)/(全試合数-使用試合数)
具体的な説明)
自身は温泉フランを使用しているとする。
試合数を1000試合とする。
温泉フランの使用率は45.4%なので1000試合中454試合がミラーマッチと考える。
ミラーマッチでは勝率50%と考えるとミラーマッチ454試合の内訳は勝ち試合227試合、負け試合227試合。
試合数1000試合中温泉フランの勝率は54.4%なので勝ち試合数は544試合。
その544試合中ミラーでの勝ち試合数が227試合。
そのためミラー以外での勝ち試合数は317試合。
上記と同様の流れでミラー以外の負け試合を計算すると456試合-227試合=229試合
よってミラー以外の負け試合数が229試合
ミラー以外の全試合数が317試合+229試合=546試合(=全試合数1000試合-ミラーマッチ454試合)
よってミラー排除の勝率は317試合/546試合=58.0%(小数点切り捨て)
※机上の話だからこの1000試合が勝率や使用率に影響を与える考慮は不要

 

 

脅威度

 勝敗の差分試合数をここでは脅威度と命名している。

 算出の過程で勝率と使用率を両方使用しているため、キャラクターを単純に比較することが可能

例)

対象キャラ:温泉フラン
公式データ 使用率:45.4% 勝率:54.4%
脅威度:40
公式:脅威度=負け試合数ー勝ち試合数

   負け試合数=遭遇数*勝率
具体的な説明)

全試合数を1000とする。

温泉フランと遭遇する確率は使用率より45.4%

よって温泉フランと遭遇する試合数は454試合

温泉フランの勝率は54.4%なので遭遇した試合は54.4%で負けることになる。

よって454試合中負け試合は454試合の54.4%

つまり454*544/1000=247(ここでは小数点第一位で四捨五入とした)

247試合が温泉フランと遭遇し負けた試合となる。一方で勝ち試合の数は遭遇試合数-負け試合数より

454-247=207

よって207試合が温泉フランと遭遇し勝った試合になる。

温泉フランと遭遇し勝った試合が207試合、負けた試合が247試合

差分が+40試合

この差分を脅威度とする。

 

 

 

計算過程は省略するが主な他キャラクターの脅威度を以下に記載する。

新生リリカ:59

Mセレナ:30

対決ルカ:18

サテラ:9.7

リヴァイ:4.3

オルグ:-2.5

Lリリカ:-7.9

リーラン:-12.4

2020年6月の下方直前の新エレン:55.2

 

 

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脅威度による判定結果

 

上記例を見てやり込んでいるプレイヤーにはご理解いただけたと思うが、この脅威度は使用率が高く勝率が低いキャラが最も低い値を出すという指標である。

そのため脅威度という言葉は不適切かもしれない。

 

 

 

計算結果一覧

上記計算をレポートに記載されたぜ全キャラで行う。

画像になってしまうため少し見づらいかもしれないが結果は以下の通りとなる。

 

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2021年2月レポート グラス

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2021年2月レポート ハード

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2021年2月レポート クレー

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2021年1月レポート グラス

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2021年1月レポート ハード

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2021年1月レポート クレー

 

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2020年6月レポート グラス

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2020年6月レポート ハード

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2020年6月レポート クレー

 

 

 

 

 

 

最後に

計算間違いや考え方の指摘等があれば是非教えてほしい。