白猫テニス_数字から見るここ一年で最も平和だった環境と劣悪だった環境
ここ一年間で平和だった環境と劣悪だった環境を数字で見返していく
※本ページではシングルスについてのみの記載とする。
ここでは「平和だった環境」を次のように定義する。
公式の使用率勝率レポートから算出した独自指標である脅威度(使用率と勝率を一つにした指標)の標準偏差が小さい環境
→簡単に言い換えるとキャラ格差が少ない環境のこととする。
一方で「劣悪だった環境」はその逆
キャラ格差が大きい環境のこととする。
まず初めに平和だった環境を振り返る。
平和だった環境
一位:2020年4月環境(セレナ+Xキアラ+Lリリカ 高使用率・サクラ)
二位:2020年5月環境(セレナ+Xキアラ+アナゼ 高使用率・サクラ)
三位:2020年8月環境(新エレン+Lリリカ+アスラ 高使用率・セレナ)
一位:2020年5月環境(リリカ+Lシャル+フェイ 高使用率・決戦ミューエ)
二位:2020年4月環境(フェイ+ミーア+ハル 高使用率・決戦ミューエ)
三位:2021年3月環境(黒の後継者+再臨アナゼ+コルネ 高使用率・椎名唯華)
一位:2020年10月環境(ミカサ+対決ルカ+四周年エレノア 高使用率・リーラン)
二位:2020年4月環境(アイシャ+リルテット+ゲオルグ 高使用率・ゲオルグ)
三位:2020年10月環境(ミカサ+リーラン+四周年エレノア 高使用率・リーラン)
以下振り返っていく
続いて劣悪だった環境を振り返る。
劣悪だった環境
一位:2020年6月環境(新エレン+Lリリカ+セレナ 高使用率・サクラ)
二位:2021年2月環境(温泉フラン+新春アスラ+聖夜エクセリア 高使用率・温泉フラン)
三位:2021年1月環境(新エレン+Lリリカ+アスラ 高使用率・セレナ)
一位:2021年2月環境(新生リリカ+リリカ+黒の後継者 高使用率・新生リリカ)
二位:2020年6月環境(リヴァイ+リリカ+Lシャルロット 高使用率・決戦ミューエ)
三位:2020年8月環境(リヴァイ+リリカ+宝オスクロル 高使用率・決戦ミューエ)
一位:2021年1月環境(Mセレナ+ミカサ+Xフラン 高使用率・リーラン)
二位:2021年2月環境(Mセレナ+ミカサ+Xフラン 高使用率・Xフラン)
三位:2021年3月環境(Mセレナ+対決ルカ+ミカサ 高使用率・笹木咲)
以下振り返っていく
続いてランキング全体の表を振り返る。
評価
・平和だった環境
この使用率TOP15キャラの脅威度の標準偏差を見る方法では平和な環境として以下の二種類が存在する。
(i) 環境トップキャラの使用率が控えめ
(ii) 使用率TOP15内のキャラ全員の勝率が高め
(i)の場合には環境に明らかにパワーが高いキャラが存在しても遭遇率が低いためそのキャラを未所持のユーザーでも比較的ストレスが抑えられる環境であるといえる。
(ii)の場合にはTOP15内で格差が抑えられていることになる。つまりは最前線で戦えるキャラが多く存在し特定キャラを持っていないと戦えない環境というのを回避できているためPSで勝敗の差が付きやすいユーザーが比較的納得できる環境であるといえる。
上記のことを踏まえて振り返る。
この二つのコートは2020年4月~5月が比較的平和だったといえる。
6月に進撃コラボがあり新キャラとして新エレンとリヴァイが登場。一度下方修正が入ったものの6月以降はしばらくの間進撃キャラとその他で大きな格差が生まれた。
それ以前である2020年4月と5月ではグラスは(i)、ハードは(ii)の理由から比較的格差を抑えられている。
ミカサが登場して間もないころは新エレンリヴァイと比べて評価が低かったこともあり進撃コラボとそれ以前での差はあまり生まれなかった。
そのこともあり、クレーコートではグラス、ハードに比べて標準偏差が比較的抑えられているため平和な環境である時期が長かった。
クレーコートが最も平和だった2020年10月では(ii)の理由から比較的格差が抑えられている。
・劣悪だった環境
こちらは以前の記事(URL:
https://blog.hatena.ne.jp/RjinR/rjinr.hatenablog.com/edit?entry=26006613697419363
)
でも触れたように主に次の二つの時期が大きなターニングポイントとなっている。
①進撃コラボ登場時(2020年6月)
②王者神気転生実装時(2021年1月)
①の新エレンの登場と②温泉フランの神気転生で大きく標準偏差の値が増えてしまった。
つまり①以前と①以後、②以前と②以後とどんどん環境が劣悪に変化していってしまっている。
最新の2021年3月では比較的値が落ち着いた
他のコートに比べて標準偏差の値が比較的大きめなのでこの一年で最もキャラ格差が大きかったコートといえるだろう。
①のリヴァイの登場に加え高使用率高勝率の宝オスクロルや勝率60%越えを何度も叩き出しているリリカの存在が格差を広げてしまった要因だろう。
②の新生リリカについては2021年2月が全体で最も大きな標準偏差の値を出してしまった代償として下方修正が行われたため瞬間最大風速という点では恐ろしいが今後に希望は持てる。
その証拠に2020年3月は過去3番目に平和な環境となっている。
①の影響を受けつつも他のコートよりもマシな環境であることが標準偏差の値からわかる。
現在環境TOPであるMセレナとミカサは登場時には評価が低く所持率が伸び悩んだことがその要因かもしれない。
②のXフランの脅威度は温泉フランや新生リリカと比べるとさほど大きくない、にもかかわらず一気に環境が劣悪なものとなった。
これはおそらく以下の理由によるものと思われる。
⑴Xフランが環境上位であるMセレナ、ミカサ、対決ルカに弱い一方でその他耐性のないキャラに対しては序盤から一方的な戦いができること。
⑵セットで使用されるカレンが存在することで環境へ直接影響を与える枠が実質二キャラ分だったこと。
そのため劣悪な環境ワースト3が2021年に入ってからの三か月であり2021年3月現在では最も劣悪な環境のコートとなっている。
最後に
2020年2月の環境が最悪であった上にハードコート以外は下方修正が行われず環境が変わっていないように感じることから2020年3月現在も最悪な環境である体感では感じてしまいがちだがクレーコート以外ではここ一年の中でも比較的キャラ格差が少ない好環境となっている。
一方でクレーコートは2021年度に入ってから非常に劣悪なものに代わってしまっている。
これはMセレナを放置し続けるだけには飽き足らず新キャラによってよりこのキャラが有利になるような環境を構築してしまったことが原因となっている。
またハードコートでは黒の後継者という環境TOPのキャラが特殊な性質を持っていることが原因で数字以上に悪い印象を作り出してしまっている。
ではグラスコートは問題ないのかというとそんなことはなく消える球によってボレーをさせない温泉フランの使用率が45%前後であるためこのゲームの持ち味であるボレースマッシュロブの駆け引きを行いずらい環境でありそれが悪印象につながってしまっている。
これらのことから一刻も早く下方修正基準の見直しを行い積極的な環境改善が行われることを願う。